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第44回 白金観察会報告 「春の自然教育園で、春を待つ生き物、春を告げる花を観察しよう!」

2024年3月24日(日)晴れ
国立科学博物館附属 自然教育園   9:30~11:30

一般参加者:親子8組(大人10名, 子供10名)
大人3名
リーダー  13名

東京の桜は未だ開花宣言お預け。ここのところの冷え込みで、例年より少し遅れ気味の様です。それでも、ここ白金自然教育園では、春を告げる花々が参加者を楽しませてくれました。スプリングエフェメラル。可憐な妖精たちが今を盛りに足元を飾ります。ニリンソウ、カタクリ、スミレ、そしてツクシもニョキニョキ。ふきのとうは、もうすっかり大きくなっています。「わぁ〜!凄いヤモリだ!卵もあるよ!」「こんな所に隠れてるんだぁ〜!」、集まって来た子供たちは目を輝かせ歓声を上げます。少し肌寒い陽気でしたが、春を待つ生き物、春を告げる花々の観察。期待が膨らみます。「みんなは何が好き、何が観てみたい?」、「僕は昆虫!」「僕も虫!」、「よし、何がいるかなぁ〜、見つけたら教えてね、みんなでじっくり観察しようよ!」。「昆虫は植物にも集まるから花も見てみようよ!」っと誘います。花を虫眼鏡でじっくり覗くと、黄色い花粉のついた雄しべと真ん中に雌しべが一本。バイモが満開です。ムクロジの実で笛をつくり「ピュー!」っと鳴らします。「植物は光合成によって栄養をつくっているんだ」とは小学生からの教え。「虫を食べる食虫植物も花を咲かすのかな?」小学3年生の質問。「レベル高すぎ!」私の感想・冷汗。ドングリの発芽発見。カマキリの卵鞘、カメムシ、クモ、ダンゴムシも。「洋服に蝶がとまったよ。いやこれは蛾だね!なぁ〜んだ!」見ている間に、パタパタっと飛びたっていきます。そこへ、ヒヨドリがスーッとあらわれ、空中でパクッと蛾をくわえ枝にとまりゴックン。あっという間の出来事でした。大人も子供も全員びっくり。「見た?」「うん見た。凄い!」私が一番興奮してしまいました。
子供たちのお目当て、昆虫の出番はあまりありませんでしたが、植物、昆虫、そして鳥など、生き物のつながりを感じることが出来た有意義な一日となりました。多くの参加者から、楽しかった、また参加したいという感想も頂き、素晴らしい観察会となりました。

 

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