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フィオーレ自然観察会115 「爽やか、5月の香り」 

石神井公園ではセンダンの花のいい香りが漂っていました。
真夏日直前の晴天のもと、4名のリピーターを伴い、昆虫を中心とした自然観察を行いました。スタート早々かわいいウズラカメムシのペアを皮切りに、厳ついヨコヅナサシガメや美しいヤナギルリハムシ、ハンノキハムシ、地味なアトジロサビカミキリなどに出会い、“植物好き”と言っていた参加者も「虫もかわいいですね」「探すと結構どこにでもいるんですね」との反応でした。
またノイバラの虫こぶ「バラハタマフシ」の説明で、名前が植物名・できる場所・虫こぶの形状+フシであることを説明すると、非常に興味を持たれていました。(観世)
五月らしいさわやかな青空。昆虫がたくさん見られるとの予想通りの観察会になった。
目についたのは石神井公園名物のトンボたち。池をパトロールするオオヤマトンボを皮切りに羽化したばかりで水辺を離れた場所で行きかうコシアキトンボ。地面に映る影を頼りに空を見上げて発見。腰の部分は黄色みが強くて「腰空き」に見えないし、オス同士の縄張り争いも開始前。こちらは次回のお楽しみ。水生観察園にはアオヤンマの姿もあってトンボの楽園であることを実感した。
参加者の「ナツミカンはどこ」の問いかけからいつもの集合場所付近の植え込みが果樹園だったことに気づいた。まだ青いビワ、雌花のついたカキに加えて色づきかけたサクラの実。サイズは小さくてもサクランボそっくりで薄い果肉に包まれたタネもよく似ているのに気づいてもらえた。ノイバラの葉についた虫こぶの正体をずっと考えてくれたけど正解にはたどり着けなくて残念。でも別の生き物に食べさせて寄生するためかも、と考えてくれたのには感心した。(松下)

バラハタマフシ

ウズラカメムシ

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