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第45回 白金観察会報告 「生きもののつながりを感じながら都会の自然の中で楽しく過ごそう!」

2024年5月26日(日)晴れ
国立科学博物館附属 自然教育園 9:30~11:30

一般参加者:親子20組(大人30名, 子供26名)
大人班5名 計61名
リーダー:17名

新学期直後の5月ということもありリーダー含め総勢78名が集まり自然教育園の春(初夏)を楽し
みました。わたしたちの班は2名欠席で親子3組、7人で子どもは3人(3年2人、1年1人)でした。
下見では結構虫が出てきていたので路傍植物園で「むしさがし」をしながらゆっくり観察しました。ダンゴムシやハバチの幼虫、カタツムリなどたくさん「むし」見つけてくれました。カタツムリはつのも頭も出してくれませんでしたが子どもが水をかけ
ると動くかもと水をかけましたが動きませんでした。観察ビンに移して虫探しを続けていると頭を出して歩いていました。小さいカタツムリでしたが足?を裏から観察しました。
コクサギの葉っぱのつき方や匂い、実の形を観察し、タネを自分で飛ばす2段ロケットになっていてはじけると説明しました。(自動散布)
たまたま子供が見つけてこれなに?と聞いてきたムクロジの実をネタにタネ散布の話をしました。
ワンカップ焼酎のプラスチックカップの中で開かせて持ってきたマツボックリとタネの運び方の違いも形を観察して考えました。(動物散布と風散布)
ムクロジの実を小さくちぎってタネも入れて振ると泡が出ました。英語ではシャンプーツリーです。この石鹸水を利用してアメンボが水の上をスイスイ歩ける理由を考えました。家にあったモールで作ったアメンボを水に浮かせて実験しました。アメンボに見えないとツッコミがありましたが、芯に針金を使っていますが沈みません。アメンボは足に細かい毛が生えていて体からでる油を塗っているからです。さて、ここからディープラーニングです。

先ほど泡立てたムクロジの石鹸水を水にたらすとアメンボが溺れる実験です。石鹸水を入れると表面張力が弱くなりアメンボは沈みます。本物のアメンボはどうなるか興味ありますがここは天然記念物なので本物の実験はできません。
女の子が見つけた二紋と多紋のテントウムシをみんなで観察しようと観察ビンに入れていたら交尾しました。交尾しているので同じナミテントウだとわかりましたが交尾ってナニ?と質問されドキッとして赤ちゃんを産むためにくっついていると答えてしまいました。(失笑!・卵ですよね)この日は観るものが少ないと予想し実験をするとどんな反応になるか、という実験をしてみよう
と思いました。アンケートで実験に興味を持ってくれた回答もかなりありまあまあの結果でした。
アンケートでは他の班も虫のほかヘビやカナヘビ、クワガタをみつけた子もいて大人も子どもも楽しんでいる様子がよくわかります。品川区からの参加者が多く学校へのチラシ配布の効果もすごく上がっているように思います。

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