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フィオーレ自然観察会117

フィオーレ自然観察会117「草の秋、虫の秋」 2024・9・28(土)くもり 

石神井公園 参加者大人18名子、ども3名

ようやく暑さが一段落してほっとしたのもつかの間、低気圧の接近で前夜の予報は雨。ドキドキしながら迎えた朝は晴れ間がちょっぴり。集合時刻を待ちかねたように参加者の皆さんがやってきた。開始時には薄日も漏れて遠くでツクツクボウシの声も聞こえてきた。トンボ池周りの草むらでまず見つかったのはクビキリギスの成虫と終齢幼虫。赤い口がいかにも凶暴に見える。久々の青空に誘われたか、ギンヤンマがあちこちに。岸の近くのガマの根元に連結したまま産卵する様子が観察できたのはトンボが豊富な三宝池ならではの風景だ。参加者から「見たい」の声が多かったのがプニプニ触感のイモムシ。直前下見では見つからなかったがヤマブキに大きなモモスズメの幼虫が…。こどもも大人も手触り、感触を楽しんだ。水辺観察園の通路はイラガ発生で通行禁止。池の北側のクヌギの樹液にはルリタテハが翅を開いたり閉じたりして食事中。名前の通りのきれいな瑠璃色を見せてくれてみんながスマホを向けていた。近くのササの茂みの中には繊細な姿のマヤランが開花。8月の落雷で幹の途中から折れたメタセコイアの大木が伐採された。南面が池なので周囲の日照環境は激変。日当たりがよくなった部分がどう変わってゆくか継続的に観察したい。(松下)

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